いえ、ロラン・バルトじゃなくて、カール・バルト(「メディア」ページ「雑誌」節セクション)。学部と大学院でいちばんよく読んだ神学者です。楽観的な啓蒙リベラリズムという19世紀ヨーロッパの花園に爆弾を投げ込み、老ハルナックを蹴飛ばし、11世紀のアンセルムス研究で神学の方法論を探った人。それと、ネパールでのワークキャンプ体験。わたしを永遠に向き合わせてくれたのは、藤城清治みたいな瞳をした牛飼いの少年でした。あれから半世紀経っちゃった。それと、同じ12月号には、パレスチナで起きている極限の人道危機が。あれは戦争ではなく虐殺です。アメリカの責任は大きい。バイデン氏がますます無力なただのジイサンに見えます。となると、選挙はもう一人のunmentionableか。