今回は大木英夫『ピューリタン』です(「メディア」ページ「雑誌」セクション)。パトニー討論に遡る「会議の精神」とか、三島由紀夫の時代とか。でも一番書きたかったのは、ジュピターこと第一男子寮のこと。エイトマン踊りと、ビューティコンテスト、寮会で体得した議事規則のこととか。ぱらぱらとページをめくっていたら、古谷田奈月さんの『君たちはどう生きるか』映画評がありました。ははあ、あれは吉野源三郎を読んでないからわからなかったんだ。。。わたしはいつもの神話的世界観に浸りたくて観に行きましたが、たくさんの視覚イメージが脈絡もなく溢れすぎていて、まとまりのない印象でした。塔の存在とかは宗教学的にも豊かな象徴群の入り口なのに、loose ends が多すぎて無責任。ラピュタやナウシカやもののけ姫はきちんと構築された現実世界の話だけど、今回のは夢の中の話だな。