『世界』4月号(「メディア」ページ「雑誌」セクション)です。今回は小田嶋隆や岡康道と一緒に読んだマルクスの巻。ふりかえってみると、「統一教会」だの「エホバの証人」だの、小石川教養主義の高校時代は危険がいっぱい。よくまともに生きてこられたな、というのが率直な実感です。宗教批判ばかり知られているマルクスですが、彼は宗教と人権の関わりについて、カルトの危険を叫ぶ昨今の日本人よりもずっと深い理解をもっていました。