先日のVOICE誌に掲載された対談です(「メディア」ページ「雑誌」セクション)ですが、3回に分けて掲載される第一弾です。レジーさんの『ファスト教養』はあちこちで話題になっているようです。今やビートルズもクラシックな「教養」扱いになっている、ということに驚きました。それから、滝口悠生『茄子の輝き』(新潮社刊)は、途中で別れた妻の写真をあちこち切り貼りしていて、それがいつの間にか別の若い女性に張り替えられている、というあたりから、何となくホラー小説に化けてゆくような予感があるのですが、結局そういうキワものには進まない、っていうところが「純文学」なのでしょう。電話しながら長い道のりを歩いて、その通りの名前や風景が延々と続くところは、もうついてゆけませんでした。対談は、PHP online でも公開されています。