今回は、波多野精一『時と永遠』です(「メディア」ページ「雑誌」セクション)。ピューリタンが禁酒禁煙だったかどうか、17世紀ハーバードの歴史から見直してみてください。それと、ついでと言っては何だが、「聖書」の読み方についても書きました。人は聖書を読んで信仰に至るのか? 聖書に書いてある戒律はすべて守るべきなのか? 聖書に出てくる奇跡を本気で信じているのか? 波多野精一は、3つめの問いに決定的に答えてくれます。思い出してみると、最初にこの本のことを教えてもらったのは、神学校時代の北森嘉蔵先生でした。そのことも書く予定です(第12回)。結局「読書遍歴」って、若い頃その本を誰に教えてもらったか、という話なのですね。