新しくなった東京女子大学の自己宣言です。全面広告のステートメントで、ちょっと字が大きすぎるように思うけれど、まあ宣伝だから目立つ方がいいか。日経は経済だけでなく文化面も充実しています。同日の記事では、「教養教育が培う現実感覚」(佐藤仁氏)がとても有益でした。コロンビア大学で起こった学生デモを振り返り、同大の伝統的な教養教育(コアカリキュラム)が学生の国際的な正義感や苦しむ他者への共感力や新しい秩序への想像力を養っている、と指摘しています。「現代文明論」は、専門教育偏重の結末が第一次世界大戦だったことを反省して同大学が1918年に創設したリベラルアーツのコースです。さて、日本の大学でそのような視点と意識をもつのは。