月刊誌『世界』に連載した20回をまとめたものです(「著書」ページ「単著」セクション)。「よい本は時を超えて人を動かす」という副題がついています。岩波のページでは、試し読みもできます。最初の10頁分ですが、誰にも読みやすく親しみやすい導入だろうと思っています。特に、小さな子どもを育てている人、青年期の暗い彷徨で滅びの淵をのぞき見た人、自分の名前や生い立ちを受け入れられずにいる人、人はどうやって信仰をもったり牧師になったりするのか知りたい人、大学教育に必要な深みとは何かを考える人、人文学や思想研究に圧倒的な魅力を感じる人、留学生活の実態やアメリカの田舎暮らしを知りたい人、民主主義のこれからに絶望した人、世界を動かした神学者たちの人間的交流に触れてみたい人、人生の数奇な展開に運命の導きを感じる人、えーとそれから、、、要するにどなたにもお薦めです。