また嬉しい知らせです。今から読み直してみると、かなりムツカシイ本だなと思います。初代教会の正統が何を根拠にどのようにして決まったのか、中世の教会で腐敗の中にも汚れない真理の妥当性がどのように維持されるか、そして近代の個人主義的な宗教理解がいつどこで発生し、政治に渦巻くポピュリズムの力学はどのように機能するのか。大学入試にもよく使われたし、高校の論理国語の教科書にも載りました。岩波新書でそんなに難しいことを書いてよかったのかな、と思うけれど、なぜかこうして読まれ続けているのを知ると、不思議だけどとてもありがたい。
