「初期アメリカ学会」の25周年記念で、23人が執筆しています(「著書」ページ「共著」セクション)。序文で編者の佐久間みかよ先生が書いておられますが、文学・宗教・歴史・文化を横断する実に学際的な学会です。振り返ってみると、大西直樹先生を中心に、最初はICUで、その後は斉藤眞先生のご自宅に近い成城で、楽しく実のある学びを続けてきました。わたしのいちばん親しくて好きな学会です。わたしの章は、『不寛容論』で書き切れなかった寛容の哲学史的な背景、現代リベラリズム論と寛容のパラドックスなどを扱ったので、ほんとはちょっと歴史的な研究からはずれています。でも、お仲間に加えてくださってありがとう。