HRe 280J 宗教史I Spring 1998
 
目的「世界の主要宗教をとりあげ、その歴史的比較宗教学的考察をおこなう」(要覧)
 
A 序論
 1 講義の概要、目的、範囲、参考文献紹介
B 宗教史とは何か
 1 宗教学の諸方法
 2 宗教史の諸方法
 3 普遍宗教史への試み
 4 宗教多元主義
 5 個別宗教理解の道
C 仏教史
 1 釈迦の生涯
 2 インド仏教概観
 3 南伝・北伝の仏教
 4 日本への仏教伝来
 5 仏教経典の基礎理解
D 思想史としての日本仏教
 1 日本人の仏教受容
 2 鎌倉仏教の特質(法然・親鸞)
 3 日本人の宗教性
E 特別講義
 4/27 「宗教多元主義――キリスト教の絶対性を越えて」八木誠一教授
 5/20 「仏教とキリスト教の生命倫理」(キリスト教週間公開授業)森本あんり
 5/22 "Life, Death and Sexuality in Hinduism," Prof. Charles Nuckols
 5/29 「文学から見る日本仏教」福田秀一教授
 
参考文献
(いずれも現在入手可能で、なるべく安価なものを選んである。文庫や新書以外は図書館リザーヴに登録済)
 
1 宗教史学理解のために
 
 ランツコフスキー『宗教学入門』(東海大学出版会)
 北川三夫『現代世界と宗教学』(新教出版社)
 ペイドン『比較宗教学』(東京大学出版会)
 ヒューム『宗教の自然史』(法政大学出版局)
 トレルチ『キリスト教の絶対性と宗教史』(白水社)
 エリアーデ『世界宗教史』1-3巻(筑摩書房)
 ヒック・ニッター編『キリスト教の絶対性を超えて』(春秋社)
 デコスタ編『キリスト教は他宗教をどう考えるか』(教文館)
 
2 仏教理解のために
 
 三枝充悳『仏教入門』(岩波新書)
 山折哲雄『仏教とは何か』(中公新書)
 源信『往生要集』上下(岩波文庫)
 法然『選択本願念仏集』(岩波文庫)
 親鸞『教行信証』(岩波文庫)
 唯円『歎異抄』(岩波文庫)
 中村元『東洋人の思惟方法』1-4巻(春秋社)
 阿満利麿『日本人はなぜ無宗教なのか』(ちくま文庫)
 鈴木大拙『日本的霊性』(岩波文庫)