HRe103J キリスト教史2 H-351, 2/MWF, Instructor: A. Morimoto
授業目的・成績評価・参考文献などは、秋学期のものと同一ですので、そちらをご覧ください。
冬学期は、アメリカのキリスト教史――独立革命から20世紀半ばまで――を扱います。
内容点描
1.独立革命と政教分離
2.ユニテリアニズムとソロー
3.第二次信仰復興運動
4.モルモン教とエホバの証人
5.さまざまな再臨待望派
6.南北戦争とリンカン
7.西部開拓と海外宣教の「明白な宿命」
8.奴隷解放と女性の権利の拡張
9.禁酒法と進化論のファンダメンタリズム
10.第二次大戦後の公民権運動とキング牧師
課題
1.授業には必ず出席すること。2限のクラスは10時10分からです。あまり遅刻が過ぎると、入室をお断りすることもあります。途中で教室に入ってくると、私も集中を乱されますし、周りの学生に迷惑です。秋学期の実績からすると、どうも雨の日は遅刻が多いようです。気をつけて。
2.歴史のクラスでは、事実関係を理解することが重要です。みなさんの理解を助けるために、出題範囲を小さくした小テストを数回行う予定です。その際には、ノートなどを見ることはできません。つまり、授業を聞いて理解してあればできる内容だ、ということです。
3.最後のテストは、より広く歴史の流れを問う記述式問題を含みます(+αの部分)。その際には、ノートを見ながら解答してください。記述式問題は、学期全体で扱われた内容から出題します。
4.授業理解の視覚的な参考にするため、英語のヴィデオを数回見ます。その内容も小テストの範囲に含みます。
5.その他に、ウェブなどで検索の上、A4一枚のレポートにまとめる小課題を2度ほど提出してもらいます。
なお、このクラスは、秋学期の「キリスト教史1」を取っていなくても受講できます。
「キリスト教史1」の知識は、対象となる歴史を継続的に理解するために役立つでしょうが、今学期の授業はその内容を前提としません。
2/28/05付記
・来年以降は、冬の一学期だけ私が出します。
・ちなみに、2004年度の成績は、A=24人、B=26人、C=7人、D=7人、E=7人の計71人で、GPA=2.75でした。
お知らせ
登録変更期間までの一週間の授業に出席しなかった学生諸君に、お知らせします。「第一週の授業は、後から登録する人のためを考えて、重要でないことだけを論ずる」ということはできませんし、後から登録した人それぞれに授業の内容を再現することもできません。出席できなかった授業は、その概要をお知らせすることができるだけで、結局どのようにしても完全にメイクアップすることは不可能なのです。ハンドアウトも、前回分の残りを次回に配るようにしていますが、それ以上さかのぼっては保存しません。図書館やウェブなどを利用して、各自で補ってください。
第一回の小テストの範囲には、主としてアメリカ合衆国の独立に関する部分が含まれます。「独立宣言」の文章をよく読んでおくことをおすすめします。でも、あまり立ち入った難しい問題は出しませんので、心配しすぎないように。あくまでも QUIZ ですし、点数配分も相対的に小さいはずです。